• ikuko shimada

子どもが持っている潜在的「指導力」と「プレゼン能力」

最終更新: 2019年8月6日

子どもと同じ目の高さで、親も同じことを体験する。

これは、子どもが自分の力で考え、行動していくためのきっかけ作りにとても有効ではないでしょうか。

この「体験ゴト」は親の興味・趣味に子どもを引き入れるのではなく、できれば子どもがすでに興味を持っているものへ親の方から寄っていくイメージです。

好きなことが共通しているならば、それは最高です!すぐに話も盛り上がり信頼関係も深くなりそうです。


子どもの興味のあることに親が興味を示すということは、子どもはより自分が認められたという充実感を感じます。なにより、自分が好きなものを人から「いいね」と肯定されることは、単純に嬉しいものです。もっと言えば、子どもからその興味あることについて教えてもらうくらいのスタンスが理想的です。



小学校からサッカーをしている長男にリフティングを教わったときのことです。

要領を得ない私にあの手この手でいろいろとアドバイスをくれました。


私がやみくもにボールを蹴りあげると、案の定ボールはあさっての方向に。


笑いをおさえながらも、的確な指示。

「もっと足のこの部分にボールをあててみて!」


ボンボーンと今度はなんとか2回足にあてることができたものの、ボールに足が追いつかず(笑)

「今のは強く蹴りすぎたねー」


ボンボーンホレホレと、息子の蹴り方を真似てももを使ってかろうじて3回。

「うまいうまいできるじゃん!」

「もう少し続ければ5回はいけるね」


なんと褒めて伸ばすいいコーチ。モチベーションもしっかり持たせてもらいました。


自分が好きで興味のあることなので、親にも好きになってもらいたいし、面白さ・良さを知ってもらいたい共有したいと、子ども自身がどうすれば私に伝わるか一生懸命考えているようにみえました。



次男はアニメのヒーローやキャラクターが大好き。いかにカッコイイかを知って欲しくてつばを飛ばしながら喋ってきます。わかってもらえればそのヒーローの持っているアイテムやグッズを誕生日にプレゼントしてもらえるかもしれない。下心も手伝って、俄然はりきってアプローチしてきます。

自分の説明になかなか思うようなリアクションをしない私に、どう言えばウケるか頭をフル回転させて身を乗り出し、目をキラキラさせてプレゼンしてくるのです。


そのヒーロー、どこが好きなの?どうカッコいいの?

「・・・うん、なんとなく・・・・・・」

「・・・・だってカッコいいんだもん」

では、おもちゃは買ってもらえず、目的は達成しません。


ここで親に「へ~そっか、確かにカッコいいね!」

「アニメのストーリーも意外にしっかり面白いかも」と感じてもらえれば、それは満足のいく成功体験になったに違いありません。


このような日常に繰り返されるよくある些細な親子のやりとりが、子どもにとっては自分の考えや意見を持って、しっかりと人に伝えるとても大事なトレーニングになっていたようです。そう気づいたのは、彼らが成人に近い年頃になってからでしたが。


親は親、子どもは子どもと思わず、一人の人としてしっかり接することも大切なポイントと感じています。

どの子どもも「本来持っている力」が、もっともっと引き出され育っていきますように。